この問題を地球規模に拡大しよう
 この問題を地球規模に拡大すると、人類は国の違い、民族や人種の違い、宗教や思想の違いで対立と闘争を繰り返し、戦争で多くの人を殺した人は英雄で、自国で人を殺せば悪人で、人類発生以来、殺戮と闘争の絶えたことがなく文明の論理も野蛮のなかに押し殺され、過去の縄張り争いに端を発した戦争論理の野蛮さは、相互淘汰で滅亡まで続けるつもりか。
 この問題を追及すれば人類愛に突き当たり、人類の相互淘汰の悲劇は人類愛の枯渇からはじまることを知らなければならない。

 この先、人類を破滅から救うものは、宗教や思想ではなく、驚くことに科学である。
 今まで宗教と科学は、水と油のようにはじきあい反発しあって来た。本来宗教は教祖が根源の真理を説き、それを弟子が枝葉に向って拡大解釈し、ついには根幹を見失って分派活動する中でやがて根幹を見失うのに反し、科学は枝葉の疑問を追求しながら、各分野の総合力でやがて根幹を明かす。といった逆方向の追求で根幹の真理に突き当る。

 今や科学はその総合力で加速し、ほんの数年前まで天文学的な数字から成り立つヒトゲノムの遺伝子の解読は不可能とされてきたが、急速なコンピュータの発達からそれが可能となった。

 やがて科学は生き物の創造の分野を残して全てを覆い尽くすだろう。
 というのは、現代科学で生物のクローンや加工といった分野は可能でも、生物そのものは虫一匹すら創造できない事実に到達したとき、人類はそれを創造した創造主の存在に気づき、我々人類も被造物に過ぎないと知って創造主の前に膝まずくだろう。
 同時に、我々人類はそうした創造主から地球大自然や生きとし生けるものを預かり、この地球に仏国土ユートピアを築け、という旧約聖書の世界を完結せねばならぬと気づくだろう。

 われわれ日本人の心の奥に潜むものを世界に発信する
 現代の若い世代の人々は気にさえしないが、大正から昭和初期の年代の人々の中で解決できない憤懣として残っている事を、相手国にわかってもらいたいためにここに述べよう。

 第二次世界大戦で日本が敗北したとき、当時のソ連はジュネーブの捕虜協定を無視して、日本兵をシベリアの奥地へ送り込み、鉄道建設に使いまくった。そして、その地で極度の栄養不足と寒さと過労で多くの日本兵を餓死させた事実を我々は知っている。
しかも、当時のソ連と日本は相互不可侵条約を締結した友好国のはずだった。そのソ連にこんな扱いを受けたのだ。

 更にいう。
 敗戦の色濃くなった頃、同じく友好国のはずだったソ連が歯舞、色丹、国後、択捉に進行して占拠し、未だに日本に返還していない。
 戦前の日本はカムチャツカ半島に続き、当時玉砕したアツツ島を含む千島列島をも日本領土とし、日ロ戦争で樺太(今のサハリン)の南半分は当時のロシアから割譲をうけた日本の領土である。
 だからソ連がロシア共和国に変わったのなら、ロシアが占拠する日本領土は返還するべきではないだろうか。

 ともあれソ連もロシアも、日本に対してはそうした不信行為を五十数年にわたって繰り返して来た事実の前に、本当の講和条約を結ぶためには、それこそ前の泥をさらってからと言いたい日本人の心の内を是非知ってほしい。

 大自然で群れをなして生きる生物にはルールがある
 地球大自然で群れをなして生きる生きもの達には、全て群れのルールがある。彼等はそのルールに従って生き、そのルールに従わないものは群れから追放される。

 例えば車社会に例をとっても速度や様々な標識は、通行する車両が事故を起こさず車両の流れが制約することによってスムースに行くための規約にすぎないが、中にはこの規約を破って勝手気ままに車を走らせたい、と思う願望が誰の心にも潜んでいる。
  そうした思いや考えを皆が実行に移せば、車社会は忽ち混乱して阿鼻叫喚地獄を現出させるだろう。

 同様の規制が社会にもあり、制約なしに生きようとする人々によって日本社会が汚染され、何が善で何が悪で何が正で何が邪で、恥すらもわからない冷血人間が増えつつあり、そんな人々はそんな人たちだけて住むように昔の遠島、流刑の島が必要となってきた。

 精神教育を怠った日本民族が担う、人非人の実相
 戦後六十年にわたって義理人情や徳育といった精神教育を怠った日本には、想像もできない人間、無気力人間、良心のかけらもない計算機的人間、言いたい放題の無節操人間、血も涙もない冷血人間、闘争本能と敵対感情だけで生きる猛獣人間、そして、それ以上なのは魑魅魍魎(ちみもうりょう)世界の昆虫人間の出現だ。
 昆虫人間とは、例えば交尾にきたオスのカマキリを交尾がすむとメスが食べ、交尾にきたオスのクモを交尾がすむとメスが食べ、幼虫が親の体をエサに食べつくす世界が昆虫の世界だが、そんな残虐な行為を今人間がしている。

 例えば一部の女性は、近づく男性にこんなバックがほしいと数人の男性にいい、プレゼントされた数個のうち一つだけを残して全部売り、その一つを複数の男性に見せてその場を誤魔化すズルワル女。移動には男の車を利用し、食事は男におごらせ服飾品は男に貢がせて当たり前。
 しかも複数の男性とセックスするので一人の男で飽き足らず、結婚してもすぐ離婚といったお粗末さ、そんな女も一部にはいるということだし、経験の浅い男性には見分けにくい。

 


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