本題に入ることにしよう。この事項のためにこのホームページが存在するといって過言ではなく、そのために前編とわざわざ切り離し、人々に考える時間を与えた。

 HUMAN HOPE21と名づけた私のグループ名は文字通り、私は[人類の希望]という意味でつけた。

 さて、これから述べるものは神聖なるサムシング・グレート[創造主]からのメッセージであり、絶対に興味本位で読むものではなく、その意味を理解するものはこれを行わなければならない。

 最初に述べることは私が尊敬して止まない恩師、高橋信次師が、同じサムシング・グレイトから啓示を享(う)け、やると宣言しながらついに病に倒れ、後進に望みを託して世を去られた。

 しかし彼らの弟子たちは、弟子の名に溺れて修行を怠り、保身に汲々として師の心を継ごうとしない。

 師は「私はやがて国連で演説する」と言い残されたが、その意味の深さを誰ぞ知る。

 国連では世界各国の出先機関が一堂に和し、世界の平和と繁栄について話し合い、武力によらず話し合いで決着をつけようとするのが、国連本来のあるべき姿ではなかったか?対立する両国の間に入って、互いに血を流すことなく調停することが国連本来の面目ではなかったか?

 そうした役目を担う国連で、恩師、高橋信次師は何を思って演説するのか?その演説内容はこうである。
 科学の粋を尽くした宇宙船は、今や使い捨てのロケットから、再使用可能なスペースシャトルまで発達したが、その延長線上に、現在のジャンボ旅客機の上に簡単に搭載できるスペース・バスのような簡単装備の宇宙船を載せ、高度12000メートルの亜成層圏から発射し、地球の円軌道に載せる安全な宇宙船が完成したとき、彼は各国の首脳や王たちがこの宇宙船に乗って地球を眺めてほしいと、講演したかったのだ。

 私達人間は三次元世界に住むといいながら、その実、自分の前に人が立てばその向こうは見えず、事実は二次元に住んでいるといっても過言ではない。

 しかし、ここではその心を自由にして、世事一切から心を離し、若者のような素直で広い心でこれから記することを観てほしい。

 かつて、アメリカの無人惑星探査のロケットが地球を離れて各惑星を探査して情報を地球に送って来た。

 その宇宙船は太陽系宇宙の最後の惑星である冥王星に到達し、そこから宇宙の果てに飛び去ろうとしたとき、カメラを操作して地球を写しだすと、宝石のようにブルーの輝きを見せていた。

 銀河系宇宙の中でただ一つ美しく輝く生命の星、地球。私たちも祖先も地球に生き、また生きて来た全ての生命の母なる星、地球。その地球は永遠に母なる星として存在してほしいと、願い祈るのは当然のことではなかろうか。

 地球周回軌道に乗る宇宙船の中から地球を見ても、そこには何の国境線もなく、人以外の生きものたちは、自由に行き来して自然そのままに生きている。

 また、太陽系宇宙唯一の生命の楽園、エデンの園として存在する地球で、何故争い、戦い、殺しあって生きる必要がどこにあるのか?

 地球の周回軌道に乗って地球を眺めれば、空気の層は本当に薄く、今の膨大な数の人類が、省みることなく地球を汚染すれば、地球はやがて死の星となることは確実である。

 だから我々は、アメリカ人、イタリヤ人、韓国人、日本人ではなく、等しく地球という宇宙船の乗組員に過ぎないのだという自覚にたって、人類の地球をそれぞれの立場から団結して守らなければならない義務がある。

 しかし、今の私たちグループの人々は歳をとって現実に振り回され、生きることに汲々として夢や希望や理想に対して、実現するための情熱に欠ける。

 世の中には私のように年齢に関係しない子供のような好奇心と、若者のような情熱を持ち続ける人もいて、そうした人々の若々しい行動が、人々の心を動かして社会を改革し、世界を変える。

 だから私は、世界に散在するそうした子供のような好奇心と、若者の情熱を持ち続ける人々の心に訴え、共感を得、協力を期待してこれを記す。

 しかも、世界の人たちの上に存在する王や皇帝や、領袖や指導者たちも、かつては少年や若者の頃を経て現在に至り、保身を計る心の中には、死するときに後悔しない自分であり続けたい、快心の笑みを遺して死にたいとする心なき者はいない。

 そうした人々は自らの心の視野を拡大し、人々の上に立つ者の責任として、正しき施政を成すにやぶさかでないはずである。

 故郷は遠きにありて思うもの。のことわざ通り、配偶者の死に出会って配偶者の大切さを知り、地球を離れて地球を見るとき、地球に住むことの素晴らしさに本当に気づき、地球上の人類がいかに和し、共存して生くべきかの、正しい答が出るだろう。何故なら宇宙から観るとは、サムシング・グレート[神]の座から観るからだ。

 恩師、高橋信次師は過去世も精神の指導者としてインドの地に生まれ、彼の生涯は民衆ばかりか王侯貴族の間にも教えを広げたという。
だから、今世も世界の王侯貴族、王や皇帝や大統領や領袖の心を癒し、施政を正す方法として、宇宙船に乗る提案を携えこの世に来たに違いない。

 


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