科学の全ての真理や法則は永遠不滅のものであり、宗教の真偽を見分ける物差しでもある。だから科学を通して矛盾するものは、真の宗教ではない。
霊の実態は東洋、西欧に関係なく、現れたり消えたり、前にいるかと思えば瞬間に後ろに現れるというように変幻自在であるが、これとて科学で解けないものはない。例えば物質の最小単位を素粒子といい、電気の最小単位は電子というが、物質も素粒子の段階になると対消滅、対発生する。A点で突如消滅すると、途中を通過することなく瞬間にB点に出現する。といった幽霊と同じ現象を起こし、時速300キロで走る電子が、減速時に慣性のカーブなしで、いきなり10キロの減速が可能となったりして、事物万象の最小単位の世界では三次元世界の理が全く通用しなくなる。
そのような時点から、同じく対消滅、対発生する幽霊のような現象を考察するに、宇宙に充満する生命エネルギーの最小単位こそ、我々のいう霊そのものなることを知る。